店長のブルーなブログ

画像: セザンヌ 新聞記事より

セザンヌ 新聞記事より

2010年04月20日

ポール・セザンヌ 『台所のテーブル(篭のある静物)』

 店長は絵が書けないので、絵のことは全く解りませんが
名前は誰しも知ってると思います・・・セザンヌ。
間違っても、バラエティーのスザンヌを思い出さないでくださいィ。
 
 「セザンヌは近代社会の一断面や光の移り変わりを瞬間的に
描いた印象派から技法は学んだが、とらえようとしたのは自然
の精神性であり、永遠性だった」
 「自然の下に何があるんでしょうね。何もないかもしれない。
もしかしてすべてがあるかも知れない。・・・・・・それで私は、
自然の迷える手を合わせてやるのです・・・・・あっちから、
こっちから、方々から、左から右から、その色調、その色彩、
そのニュアンスを私はつかんで、それを互いに近づけます」
                 ・・・・以上日経新聞より

 時代を逆行して、宗教画の絵の奥に存在する教えの世界にも
似たような・・・
 目に見えない永遠なるものを、自然の下から、自然の裏から
とらえようと、生き抜いたのがポール・セザンヌですか、それが
表現されたのが絵画であり、その試みを人々は絶賛するでは
ないでしょうか・・・ただの上手な絵ではなく、この世界の本質を
探ることに共感をおぼえるから・・・やはりセザンヌなんだと。
 でも印象派の全盛期に、この絵はすご~いと見い出したのが
すごい、何かがちょっとずれているこの絵を・・・
「すごい」と「変わってる」の違いは紙一重、誰がいつ言うかに
かかっています、運次第です・・・でもやっぱり予定通りですか。
 そしてこの絵、作者の視点が一箇所ではないらしい、テーブルは
水平に繋がっていない左半分が手前に大きく傾いているし
正面から見た篭のはずですが、取っては右手前から見た構図だし、
この絵には4方向からの視点があるらしい。

ちょっと変わった作品でもいいんだ・・・の先駆けのようです 
絵画という作品もそうですが、見えるものの裏にあるものを探求する
セザンヌという人間に納得です。


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