店長のブルーなブログ

バクテリア

2010年09月04日

家族旅行 Ⅰの文章に引っ掛かりがあります。
石の塔が、いずれ倒れるのと、今すぐ倒れるのとに
大した違いはありません。・・・・・・のところですが、

 いつかは倒れるのですから、石を積んで完成したその瞬間に
倒れることが決定されることになります。・・こんなんどうでしょう、
 人はいつか死ぬることが決まっています、生まれた瞬間に
死ぬことが決定されることになります・・・死に向かう人生なのに
それをまったく忘れたかのように、自分には死は来ないんだと
言い聞かせるように、物欲に名誉欲に食欲に性欲に執着します、
 いずれやってくる死には、まったく不要なものばかりです、じゃあ
何をどうすればいいんだ?・・・と思われるかもしれません・・・
 いずれ、欲を追いかける人生は間違っている、と感じるようになると、
聞く準備ができるようになると、誰かが教えてくれるのかもしれません。

 仏陀の言う「無常」には、この世の何物も生まれた瞬間に、いずれ
消滅することが決定されるものであり、何物にも執着すべきでない
みたいな意味もあるのかもしれません。無いものに執着するのは
ナンセンスです・・・みたいな

 人間は時間にとらわれ、欲の実現する未来を期待します、
この世のあらゆる物は変化するので、欲が実現すると勘違い
して、『こうなるはずだ』とか『ああなって欲しい』などと思い
続けるんです・・・・そう´時間´のせいで人は欲に執着するんです。

 「時間」とは何でしょう、誰が作ったんでしょう、何者が動かしている
んでしょう?・・・店長は、この世は実験装置の中じゃないのかと、まるで
人間が顕微鏡で覗いているバクテリアの世界のようなものじゃないのかと、
時々思ってしまいます。


 
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